散り椿

読 書

角川文庫   葉室 麟  著

散り椿葉室先生作品も文庫化されるまで短くなった。文庫しか読まない私としては嬉しい。

亡き妻の遺言で国元へ戻る主人公。友人達は、それぞれ藩で出世をし、サラリーマン生活を送っていた。

会社存続のため、後継者問題、実権を手放さない幹部。現時代でもあり得ることばかり、違うのは彼達は命をかけている事だ。

黒澤映画の「椿三十郎」に何となく似ていると感じた。しかし、やっぱ!葉室先生!期待を裏切らない作品である。

あと132日。