真田三代 上

読 書

文春文庫 火坂雅志 著

真田三代来年のNHK大河ドラマは「真田丸」以前、真田幸村の登場する文庫は数えきれないくらい読んだ。しかし、真田家3代に渡る小説は初めてである。上下巻共に550頁近くあるので、ずっしりと重みを感じるが購入した。

幸村の祖父幸隆から物語は始まる。現群馬県北西部の小豪族であった真田家は、下克上の時代に、一次は知行を失い上野を彷徨うまでに落ちぶれていた。

しかし、幸隆は小豪族ながら、情報と知恵で勢いに乗る武田家に着き、信玄の信頼を得ながら力を伸ばす。しかし、長篠の戦いで長男・次男を失くしてしまった。

三男の昌幸が家督を継ぎ、弱体した武田家を支えるも、武田も滅亡。ここから有名な歴史が始まる。

あと101日。