慶事の魔 おれは一万石 12 2021.07.25 読 書 時代小説 双葉文庫 千野隆司 著 正紀の父である高岡藩藩主井上正国の幕府奏者番の昇進を妬む、幕府留守居役旗本石川総恒の繰綿相場陰謀をどうにか退けた正紀達だったが、総恒を罪に問えなかった。 年末になり正紀に孝姫が生まれる。友人の山野辺蔵之介は婚約が決まってお互いにお祝いを贈ることにしたが、繰綿相場を操っていた商人に仕返しを食らってしまう。幕府御用達の菜種高級油を2樽を山野辺からお祝いに紛れ込ませたのだ。 幕府から菜種油横領疑いを掛けられる高岡藩。これに蔵之介も絡んでると疑われて二人に危機が迫る。