還暦99日目。
中公文庫 今野 敏 著
今野敏先生の任侠シリーズ「任侠病院」面白くて、任侠シリーズ第一弾「任侠書房」を買う。下町のやくざ一家「阿岐本組」阿岐本親分に日村誠司代貸しと4人の子分「健一・徹・真吉・稔」がそれぞれの役割と能力で経営危機の出版社立て直す。
ひょんなことから「みかじめ」稼ぎのために関わった出版社へ親分が社長、日村が役員に就任する。出版社の人々は自分のやりたい放題で、会社が経営危機とも感じることなく仕事を進めていた。
人を見る目を持つやくざ達が大きな人事異動から着手し、経営危機から脱する。任侠病院と違い、やくざの本領全開もあり、凄みも感じさせる作品となっている。