陽炎の門

読 書

還暦149日目。

講談社文庫 葉室 麟 著

陽炎の門主人公桐谷主水の異名は「氷柱の主水」若くして黒島藩の執政となる。しかし異名とは違い悩み多き気の小さな男。

藩の派閥争いに巻き込まれた親友を介錯しその娘を嫁とする。親友を裏切り、いまの地位を得たと噂されていた。そこへ妻の弟が仇討ちに現れる。

過去の派閥争い、権力者の圧力、次々に過去の真相が暴かれていく。

この位深慮でないと大事には対応できないのだろう。