政と源

読 書

還暦639日目。

集英社オレンジ文庫 三浦しをん 著

政と源東京都墨田区Y町住む。つまみ簪(かんざし)職人・源二郎と銀行勤めも終え、関連企業での再就職も定年した政国。73歳。少なくなった戦争経験者で幼馴染の二人が東京の下町で暮らす小説。読み出しは三匹のおっさん的だったが、メインテーマはポディティブ高齢者と悩める高齢者の日常生活で現実味もあった。

登場人物は、源二郎の弟子で二十歳そこそこの撤兵に彼女のマミちゃん。娘の住む横浜に行ったきり帰ってこない政国の奥さん。

私は73歳まであと11年と少しあるが、こんな生活をしているだろうか。