怒り

映 画

還暦292日目。

配給    東宝
監督    李 相日
映画館      MOVIXさいたま

怒り八王子で夫婦殺人事件が発生する。殺人現場には「怒」の血文字が残されていた。

場面は一新して東京・千葉・沖縄の3場面が同時進行する。それは犯人が整形して一般社会に溶け込んで、犯人を匂わせる3人の青年達だった。

東京はゲイ。千葉の漁港では過去を語ろうとしない男。沖縄では無人島に暮らすバックパッカー。3人共に怪しく、それぞれ彼達と親しくなる周りの人間。

この映画を観て、人は一人で生きていけないと感じたのと、人間って裏と表の顔を持つものだと思った。

会場出口で会った老父婦の旦那が「朝一番で観る映画でない」とつぶやいていた。確かに。