泣き童子 三島屋変調百物語 参之読

読 書

還暦245日目。

角川文庫 宮部みゆき 著

泣き童子 三島屋変調百物語 参之読変わり百物語。三島屋のおちかさんシリーズもこれで3巻目。今回は少し怖かったが、おちかさんも大人になってきたようで、ほのかな恋の香りもした。

おちか一人が聞いては聞き捨てる、変わり百物語が始まって一年が過ぎに、昨年は叔父の三島屋伊兵衛の頼みで瓦版にも掲載された。このこともあり、心の奥にしまっている話しをしたい人達が訪ねてくる。

今シリーズはおちかさんが心の中で気になる青野利一郎に、相変わらず元気な赤鼻の親分さん。最後は「あの男」に会った話しが出てきた。そして、謎の札差井筒屋七郎右衛門との今後の関わりを楽しみにしたい。