今回の映画は「生きる LIVING」黒沢作品のリメークでアカデミー賞候補とテレビでやっていた。1953年のロンドンにあるお役所。生活課の課長・ミスター・ウィリアムズは寡黙で実直の典型的な何もしないお役人様。家庭は妻に先立たれ息子夫婦と同居している。
ある日、生活課へ新人・ピーターが入って来た。彼は生活課スタッフが黙々と仕事する姿に面食らう。面倒な陳情は棚上げ、対応しても縦割り組織で振り出しに戻る世界共通のお決まりのお役所の実態だった。それでも女性スタッフ・マーガレットは明るく前向きに振る舞い仕事しているのに好感を抱く。
ウィリアムズは体調がすぐれないので病院へ行くと、末期がんで余命9ヶ月と宣告される。ショックで息子夫婦にも伝えられずに、彼は貯金を下ろして役所も無断欠勤し、とある街のレストランへ入る。
このレストランで作家・サザーランドと知り合い酒を飲みバカ騒ぎをするが気は晴れない。ロンドンへ帰りそこでマーガレットと偶然出会う。マーガレットも転職を決めていてウィリアムズに紹介状を書いて欲しかったのだ。
その後マーガレットはレストランへ就職し、この店にウィリアムズが訪れる。副店長候補で就職したマーガレットはまだウェートレスやっていてめげる事もなく、明るく前向きに仕事をしていた。彼女へ末期がんであること伝えたのだ。
マーガレットの生き方に何かを感じたウィリアムズは翌日お役所で行動を起こす。この続きは映画を見てください。
この映画を見て感じた事は、40歳から約20年趣味でヘラ鮒釣りをやっていた。釣りの上手い仲間は仕事もしっかりやっていた。個々の性格に左右されると思われるが何事も一所懸命は大切と思う。