光圀伝(上・下)角川文庫 沖方 丁 著
ご存じ水戸黄門の生い立ちから亡くなるまで物語。三男として生まれながら水戸徳川の藩主となる。
子供の時は手がつけれないほど腕白坊主。年を重ねても傾奇者としてえ江戸中を遊び呆ける。父の頼房(徳川家康十一男)の教育は厳しく、父親を恨んだ時期もあった。
しかし、藩主になってからは、徳川本家のため、民衆のために力を注ぎ、庶民から愛される存在となる。
赤穂浪士で山鹿流の始祖、山鹿素行との交流を重ね、この人も吉田松陰を同じく実践の人。
徳川綱吉に犬の毛皮を送って無言の抗議など、逸話は数えきれない。
こんな指導者の下で仕事をしてみたい。
あと150日。